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全体性、両極をあじわう

2019/09/27(金)
スウェーデンの少女が、温暖化について、強い言葉で意見しているニュースが拡散しています。世界を良くしたいという気持ちと、その気持ちに従って、それを行動で表していることは、素晴らしいと思うけれど、「許さない」という強い言葉に、わたしは違和感を覚えました。

「許す」「許さない」という二元論では、解決しないのではないかなって。

これからはデュアリティの時代、というように、デュアリティという言葉を目にすることがあります。デュアリティとは、簡単にいうと物事の両極を体験したり、味わったりすること。片方だけじゃなくて。

例えば、男性性と女性性、論理的なことと芸術的なこと、効率的なことと情緒的なこと、右脳と左脳、などなど。そのどちらも、まるごとを体験すること。いいかえれば、全体性が大事ということかな。

わたしは二十代の頃、結構大きな病気をしました。母の看病や、いい先生に巡り合ったおかげで、今はすっかり元気ですが、病気になった原因の一つには、男性性のエネルギーが渦巻くなかで、仕事をしていたことがあると思います。

競争、管理、ダメな部分は許さない、そういうエネルギーが渦巻いていたと思う。環境の影響もあったでしょうけど、わたし自身の内面が外側の世界にあらわれていたのでしょう。もちろん、効率化して、競争して、管理して(管理されて)、成し遂げられることもあると思います。先人たちのそのような努力のおかげで今の便利な暮らしは成り立っています。

ですが、そこに偏り過ぎると、何かしらひずみ出てくるように思います。わたしが身体を壊したように。ですから、これからは、そこに柔らかさや、余白、ゆとり、情緒的なこと、芸術的なこと、そういうものをプラスしていくことが大事なのでは。

全体性、両極、ということがこれからの時代を豊かに生きるための鍵になるのではないかな、とそんなことを考えました。
本日は、事務処理やhtmlの制作に勤しんでおりました。どちらかというと左脳よりかな?全体の流れを把握しながら、デザインもシステムも、つまり右脳も左脳も使って仕事ができることが、わたしにとっては楽しくて幸せ。関係者の皆さまに感謝。ではでは、今日はこの辺で。またね。

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