Takako Style

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魅力が伝わるデザインの秘密

2018/09/04(火)
稀なことなのですが、ほぼ100%英語の原稿(WEBサイト用)をいただきました。私は、直観的に英語がわかるほど得意ではないので、困ったなぁと思いました。なぜ困るかというと、例えばNo.1の状態(原稿)からNo.2、あるいはNo.3にするには、言葉がわからないと難しいからです。
  

「始めに言葉ありき」というのは本当ですね。そこで困った理由と、デザイン制作の工程というとちょっと大げさですが、流れを解明してみたいと思いました。何かしら資料をつくる際の参考になるかもしれません。よろしければ、お付き合いください。
画像をご覧ください。No.1は文字ばかりで、わかりやすさからは程遠いですよね。内容がよくわからないし、読んでみたいという気にもならないと思います。
  

次に、No.2をみてみましょう。これは、No.1を元に、意味によってエリアをわけ、文字の大きさを変えたものです。No.1に比べると、内容はわかりやすくなったものの、食べてみたいとか購入してみたいという気持ちには、ならないかもしれません。
  

では、最後にNo.3をみてみましょう。イラストと写真がふんだんに使われており、レイアウトや書体を工夫してあるので、直観的にフルーツがお肌に良いというイメージが伝わってきます(伝わるでしょ?)。食べてみたいと思われる方がいるかもしれません。
  

これらをみてわかるのは、デザインの違いで受ける印象が変わるということです。例えば、次のようなことを意識するとわかりやすくなります。
  

・意味によってエリアを分ける(タイトル部分、もも、りんごetc.)
・文字の大きさを重要度によって変える
・イラスト、写真を使い、書体などを工夫する
など
  

ノウハウ的なことですね。もちろんこういったテクニック的なことも大事なのですが、それよりも大事なのは、伝えたいという「思い」です。そしてその「思い」は「言葉」から生まれます。ですから何かを伝えたいときは、まずその思いを「言葉」にする、それが何より大切です。そうすれば、それを伝えるための方法が自然と見えてきます。
  

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最後に、画像の内容はすべてサンプルでして実際のサイト等とは関係ありません。でも、フルーツはお肌に良いですよね(あくまで個人的な感覚ですが)。今が旬のナシも大好き。

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