Takako Style

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豊かさを生む道具を育てる

2019/01/19(土)
昨晩、レスポンシブデザインサイト(モバイル対応サイト)のデータを仮のサーバーに上げてホッと一息。今日は、新たにいただいた原稿と変更依頼のデータ確認、そのデザインを今週末、仕上げてしまいたいなと思いつつ、まずはブログを書こうとドーナツ屋さんで、これを書いています。

当たり前といえば当たり前ですが、ブログを書くときも、サイトをつくるときも一人です。たまに、お会いして打ち合わせすることはありますが、基本的には一人。

突然ですが、HSP(Highly Sensitive Person)ってご存知ですか?病気ではないのですが、敏感すぎる気質を持った人のことで、5人に1人はいるんだそうです。例えば、普通の人が気にならないようなことが気になってしまう繊細な人という感じ。大勢の中に長時間いると、人よりたくさんの情報が入ってくるので疲れやすいのだそうです。その反面、芸術系の才能に恵まれることも多く、デザイナーとかクリエイターとかに、この気質の人が多いのだとか。

これをはじめて知ったとき、私のことだと妙に納得しました。意外に?繊細なんです(優しくしてください/笑)。そんなこともあって、一人、自分のペースでできる今の仕事のスタイルが、とても気に入っています。

とはいえ、仕事を依頼してくださる方がいなければ、そして、お付き合いくださる方がいなければ、そのスタイルは続けられません。昔は、仕事を自分から獲得しなければと(勇ましいよね)某経済団体に混ぜていただき活動したこともありましたが、やめました。その時は楽しいのですが、次の日グッタリしてしまって、なんなら寝込むレベル(二日酔いじゃないよ)なのです。それで、ええいっ!私は私のままで、この仕事を続けていこう、そう覚悟を決め、そういった自分らしくない(無理を強いる)ことはやめることにしました。

そんな私の頼みの綱はインターネットです。ありがたいことに仕事が途切れたことはありません。既存のお客様から、別なお客様をご紹介いただくこともあります(感謝)。

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こんな風に、自分のことを長々と書くのは、単にナルシストということもあるかもしれませんが(苦笑)それだけではありません。自分という人間が、どんな人間なのか、自己開示することが、仕事において大切だと考えているからです。

世の中に、WEBサイトをつくれる人は、いくらでもいるでしょう。でも、その中でHSPの人や、某経済団体に一度入ったけれど、やっぱり辞めたという人は、あまりいないと思います。もっといえば、私という人間は、この世に一人しかいません。これは私だけではなくて、皆んなそうです。皆それぞれ、世界に一つだけの個性を持って生まれてきています。それが、選んでいただくための大きな理由になると考えています。

もちろん技術的なスキルを磨き、実績を作ることも大切ですが、それだけでは選んでいただく理由、継続して選び続けてもらう理由として弱いように思うのです。今はモノやサービスが溢れていますから。だからこそ、自己開示が必要です。

こうしてWEBサイトやブログで、仕事ぶりや自分という人間を少しずつ知っていただくということを続けていけば、それがデータとして蓄積されます。その情報が必要な方の目に触れ、仕事につながるということもあるでしょう。すぐに、そうならなくても、何かあるときに、この人にお願いしようという風に思ってもらえるかもしれません。

つまり、WEBサイトやブログは豊かさを生む道具であり、それを使って発信するということは、その道具を育てるということです。SNSもよいですが、流行がありますし、時間の経過とともに流れていきます。ですから、流行に左右されない、オリジナルのメディアを持つことはとても大切です。反応をみながら併用されるのが良いのではないでしょうか。ともに楽しみながら「豊かさを生む道具」を育てていきましょう。

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