Takako Style

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柔らかさとあたたかさ

2019/09/09(月)
台風の進路に逆行したせいか、福島でも東京でも、幸い、被害に遭わずに済みました。こちらは台風一過、爽やかなお天気、といいたいところですが、とても蒸し暑いです。福島では冠水したところもあるとか。東京は交通機関が麻痺しているところもあるみたいですね。被害、大きくなりませんように。

さて、下の妹(三姉妹なんです)と、お昼を食べながら、アレコレお喋りをして、刺激を受けました。リク◯◯トで、バリバリの営業ウーマンだった彼女は、「わたしの今の市場価値は〜」みたいなことを、サラリというので笑いました。半分、冗談ですけど。

価値観は人それぞれですが、生産性や容姿、立場、などなどで、人の価値をはかること、また、はかられることってあると思います。評価といってもいいでしょうか。生きている限り、そういうことからは、たぶん逃れられない。でも、それが行き過ぎると息苦しく、喜びが半減してしまうように思います。

加賀美幸子さん(NHKキャスター)の本に、こんな言葉がありました。

大事に育てられ、幹も真っ直ぐ、枝振りもたっぷりと見事、葉も生き生きと艶のある木々の姿は、人を惹きつけるが、直接人の役に立たない不良木であろうと、曲がりくねって、一見グロテスクに見える様な木であろうと、一生懸命に生きている木々の姿からは何かを語りかける声が聞こえてきて愛おしくなる。

こころを動かす言葉(加賀美幸子)幻冬舎文庫
素敵な言葉だと思いませんか?わたし、グッときてしまった。不良木に妙なシンパシーを感じる。社会的に良いとされる基準から外れていたとしても、腐らず、生きることそのものを味わい、楽しめたならいいなと、そんなことを考えました。そもそも常識や、社会的な価値観みたいなものって、時代とともに変わりますしね。

そうはいっても、ビジネスでは結果を出してこそという面があるのは事実。そういうひとさじの鋭さは持ち合わせているつもりですが、そこに、光も影もまるごと包み込むような、柔らかさやあたたかさ、みたいなものをプラスしていけたら、そんなことを考えました。

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