右手首が軽い腱鞘炎になってしまったと、昨日、Facebookに投稿したところ、様々なご提案や、あたたかい励ましのコメントをいただきました(感謝)。
今日は、手首に冷却ジェルを貼り(冷やした方がわたしには良いみたい)、タオルで簡易的なリストレストをつくり、マウスを握りながら、ボチボチ制作に勤しんでいました。その甲斐あってか、調子はまずまずです。
それで思ったのですが、恐らく公の場で弱音を吐くわたしは、少数派なのだろうなということ。SNSのような不特定多数の方が閲覧する場で、感情を吐露することは、賛否両論あるだろうと思います。が、それはここでは置いておいて、大部分の方は表立って公表はしないものの、何かしら抱えているのだろうな、と思わされることが、ここ数日、立て続けにありました。
だからこそ、背景を想像する力、余裕、思いやりが必要なのだろうと思いますし、そういうものを持ち合わせていたいと思います。また、社会全体がそのような思いやりのある社会だとなおいいですよね。少し前に、国会に車椅子に乗った議員さんが入ることが話題になりましたけれど、あれはとてもいいことじゃないかとわたしは思いました。社会全体が、生産性だけでは測れない価値を思い出し、やさしさを育むことにつながるように思うので。
そういった社会活動的なことに関わることは、残念ながらわたしには時間的なこともあり、できませんが、世の中をよくするため、あるいは何かしらの困りごとを解消するため、もしくはワクワクを提供するためのお仕事(仕事って大体これらにあてはまりますよね?)のWEB制作に携われることが、わたしは嬉しい。間接的に、今よりもいい世の中になるための、お手伝いができる気がして。
たとえば今日は、色覚障がいのある方に配慮したサイトの色合いを調整していました。ひとことで色覚障がいといっても、種類があるんですね。赤と緑と青が、それぞれ見えにくい方がいるそうで、英語だと下記のようにいうんだそうです。青色については、かなり少ないみたい。関心のある方が多いとは思えませんが、備忘録を兼ねて書いてみます。
まったく見えない場合は「盲」少し見える場合は「弱」、赤色盲、赤色弱、英語だとProtanopia(赤色盲)、Protanomaly(赤色弱)となるのだそう。そしてChromeの拡張機能で、NoCofeeという見え方をシミュレーションできるものがありましたので、ありがたく、それを活用させてもらいつつ、CSS(WEBのデザイン情報)を調整していました。
どのWEBサイトも、色合いに配慮しなければいけない、なんてことは思いませんが、公共性の高いサイトは、配慮されると親切かもしれません。
それで、こういったテクニック的なことももちろん大事ですし、配慮しないよりはした方がもちろんいいですが、それよりも大事なのは、ひとりひとりの心のあり方ではないかと、わたしは思います。少しだけ優しく、少しだけ余裕をもつということ。綺麗ごとといわれてしまいそうですけど。そういう努力はしていきたい。