昨晩、「ブルー」な気分だけれどストレッチをしたら気持ちが晴れやかになったと投稿したら、「ブルー」「青」という色に反応して、コメントを寄せてくださった方がいらっしゃいました。
また、最近、タイガーバーム(若い方はわからないかな)の広告が、どういうわけか頻繁に表示されるのですが、よくよく考えますと、これはベースになっている色が黄色だということが関係しているのではないかと思いました。
黄色は人の目を引く色なので、ツイッターのアイコンを黄色にすると、反応が良いと聞いたことがあります。実際にフォロワー数がたくさんいらっしゃる、あの方とあの方は黄色だなぁと、頭に浮かびました。
色がもたらす心理効果は、思っている以上に大きいのかもしれません。無自覚だとしても、その効果が働いているのだと感じます。
現在、制作させていただいているWEBサイトは、ベージュです。はじめオレンジ色でご提案しておりましたが、もう少し柔らかい色にしてほしいということでベージュに落ち着きました。コンセプトなどを改めて考えますと、やはりベージュが最適だったなと感じているところです。
こんな風に書くと、何色にしなくてはいけないと思う方もおられるかもしれませんが、そうではないと思うんですよね。頭で考えることと、心で求めることは違っていることも多いので。
よく、豊かさは華やかな色が好きだから、華やかな色を身に着けるべき、といったことをきくことがあります。もっともだなと思いますが、だからといってシックな色を身につけたいなら、それを身につけたら良いと、わたしは思います。暗い色を求めているということは、その色の効果を無意識に求めているということだと思いますので。それは癒しであったり、静けさであったりするのかもしれません。
身近な例というと、わたしの母のことがあげられると思います。父が亡くなった直後は、暗い色ばかり身につけていましたが、今は明るい色を好んで身につけるようになりました。無自覚にシックな色の癒し効果を求めていたのでしょう。
こんな風に、頭で考える求めているものと、心が求めているものと、どちらも考慮して色を決める、というのも面白いのではないでしょうか。WEBサイトのベース色であったり、洋服のコーディネートであったり、今の時期でしたら年賀状であったりetc.昨晩からの投稿や、お寄せ下さったコメントから、そんなことを考えました。