楽天、送料一律無料化を撤回しましたね。希望する店舗から順次無料化することになったそう。

参考：[NHK NEWS WEB 3/616時03分]楽天市場 送料の一律無料化を撤回

これはあくまで私見ですが、楽天の三木谷さんの動き、時代の流れに逆らっているように思えます。

先日、三木谷社長に密着する番組があって、見ていたんですけれど、携帯電話事業の基地局の工事現場を、三木谷社長が視察されていました。で、現場の人たちに「どうして工事に時間かかるのか、もっと早く進めるためにはどうしたらよいか」と、要するに発破をかけているのです。

それを受けて、現場の方が、工事の進捗状況の写真を撮るのに時間が掛かるというようなことをいうと「動画ならもっと早くできるだろう、どうして動画を取り入れないのか」と、三木谷さんがたたみかけるわけです。

それはごもっともで、常識にとらわれないその考え方は素晴らしいと思いましたが、皆がそういう考え方ができるとは限りませんし、それを強制（ご本人は、提案のつもりなのかな）するのは、無理があるなと、わたしは感じました。正直いって違和感を覚えました。

そういったことがあり、今回の無料化撤回は、あぁやっぱりという気がしました。安いのは、利用する側からすると助かるのですが、だからといってサービスを提供する側の方々に必要以上の負荷がかかるのは、なんだか違うなぁと思ってしまう。

より多くの人に利用してもらうために、効率的に、スピーディーにカタチにし、事業を拡大させる、そういう路線から、個性重視、身の丈に合った生業を持つ時代への今は転換期で、今回の送料無料化は、それが現れているのではないかと、そんなことを考えました。

ここ数年、いつも時間に追われるように他所様のサイトをつくっていました（といったら語弊があるかなｗ　お客様はみなさん理解のある方々で、お待ちいただけるのですが）、諸事情により時間が出来たので、この機会に自分のサイトのリニューアルに腰を据えて取り組もうかと。

自分のサイトなので、あたりまえですが自由にできるわけで、時間の制約もあまりなく、「あぁ、サイトをつくることってホントはこんなに伸びやかで楽しかったんだよね」と、仕事を始めたばかりの頃の気持ちを思い出しています。といったら変な話ですが、それが正直な気持ち。

この機会に、お客様にとっても自分にとっても無理のないベストな体制を整えようかと考えていました。