WEB制作とひとことでいっても、様々な工程があります。わたしは一匹狼タイプというか(狸顔なのですがw)一人WEB屋なので、どの工程もほぼ一人で担当しています。とはいえ、この工程は得意だけれど、ここは苦手、みたいなことも正直あります。
全体の工数を考えると、コーディングに関しては外部に委託することも考えないことも無いのですが、後で手直しが必要になった場合、タイムリーに自分で変更できなくなりそうな気がして、結局自分でやってしまうという感じです。賛否ありそうですけれど、わたしの場合はそんな感じ。職人気質なんですな。
でね、コーディングに関しては得意な方がたくさんいるようで、ぜひ自社に、あるいは自分に任せてほしいという営業的なメールを時々いただきます。マニュアルに沿った無機質な感じのものが多いので、「あぁ、またか」という感じで、ほぼスルーするのですが(ゴメンナサイネ)、たまに「お!」と思って最後まで読んでしまうことがあります。
では、なぜそう思うのか、そこに学びがあるような気がしたので備忘録を兼ねてシェアしてみます。
ひとことで言えば「心がこもっている」ということです。気持ちや熱意と言ってもいいかもしれません。「ぜひ自分に任せて欲しい」という気持ちが表現されているということ。また、実績があり、それが明記されていること(実績が無くても成果物がわかれば良いかと)そしてこれがポイントだと感じますが相手を立てているということです。自分の発信しているものを見てくれていることが感じられると、やはり嬉しいものです。わたしに限らず、誰しも自尊心がありますから、それを満たしてあげる(敢えてわかりやすいように「あげる」という言い方をしますが)ことが営業的な意味においても大切だと感じました。
営業というと一般的にはアグレッシブで外交的な人の得意分野という印象が大きいように思います。ですが、これだけインターネットが発達してくると、わたしのようなどちらかというと内向的な人間にも日が当たるといいますか、自分の特質を変えることなく、むしろそれを活かしながら仕事を得ることが出来るように感じています。上記のメールをくださったのも、もしかしたら人の気持ちを敏感に感じ取ることができる繊細な方かもしれません。
わたしの場合ですが、はじめの2~3年こそ地元の大手企業さんの下請けというカタチで、仕事をいただきながら経験を積ませてもらったものの、それ以降は、企業や店舗さん等の団体さんをはじめとするお客さまと直接契約をして、お仕事をさせていただいています。異業種交流会のようなものに積極的に顔を出していたこともありましたが、性に合わないので止めました。そのときは楽しいのですが後で寝込むかと思うくらい疲れるので。おそらくHSP(Highly Sensitive Person)気質なのだと思います。
ですが不思議なことに、量の増減はあるものの仕事は途切れたことがありません。これは人に恵まれていることも大きいのですが、スピリチュアルな学びとWEB制作を融合させていることが大きいように感じていました。そういったことについて、今後、さらに皆さんとシェアしていけたらと考えています。