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父からのつながり

2022/04/28(木)
日東物産株式会社(内装業)のホームページを制作させていただきました。日東物産は生前父が勤めていた会社で、父の兄、つまり伯父が創業しました。今は従兄が継いでいます。
少し話は逸れますが、妹一家が東京から福島に移住してきました。その妹の旦那さん(Kさん)が採用に関する専門家でして、そのKさんの提案で(つまり間を取り持っていただくような形で)従兄から採用面を強化したホームページにしたいと声をかけていただき、今回リニューアルさせていただく運びとなりました。

父は、バブルがはじけてからは正直大変そうと感じることもありましたが、わたしの子供時代は、高度経済成長期真っ盛り、働き盛りだった父は伯父をはじめ皆で会社を盛り立てていこうというような意識があったと思います。また、伯父を尊敬していたようで「頭がイイ、デキが違う」と、よく誇らしげに話してくれたものです。

そして、あまり大きな声では言えませんが今なら労働基準法違反といわれてもおかしくないほど働いていたように思います。「飲みにケーション」という造語があって、お酒が好きだった父は宴会にかりだされることも多く、社内外の潤滑油的な役割も担っていたように感じます。が、今そういう働き方は通用しなくなりつつありますよね。

業種や規模にもよるでしょうけれど、人材育成や福利厚生といった分野に力を入れることが企業に求められる時代なのかもしれません。そしてそれが出来るということは色々な面で余裕があるとも言えるように思います。

これまで色々な方とお仕事をさせていただく中で(そんなに多くないんですけど年数だけは長いので)創業社長と二代目の社長とではカラーが違うということを肌で感じてきました。今回、二代目の社長、つまり従兄と打ち合わせを繰り返しながらホームページを制作させていただいたのですが、「貴子ちゃん、人が大事なんだよ。それに気づいたんだ」というようなことを、熱心に話してくれました。

その様子は紳士的で育ちが良いというと手前味噌になってしまうのかもしれませんが、本当にそういう印象を受けたのですよね。それで人には役割があるのだということをしみじみと感じました。そこに優劣も善悪もなく、ただ違うのだなという感じ。先代が築いた土台があって、それをより良く発展させるための役割とでも言いましょうか(生意気なことを言っておりますが)。

というわけで、打ち合わせを重ね関係者のご協力をいただきながら、人に焦点をあてたホームページができあがりました。採用面を強化した企業情報ページですが、インタビュー記事については読み物としても興味をもってご覧いただける内容のように思います。

今回、ホームページの制作にあたり、従妹の大橋広明社長はじめ多くの方のご協力をいただきました。ありがとうございます。そして恐らく父が天から見守ってくれていることでしょう。そもそも父からのつながりですからね。父にも「ありがとう」と言いたいと思います。

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